第41話

宿へと戻る途中には
名城ビーチという海岸がある。

実は僕は今日の朝 宿を出発するところからずっと
水着を着用している。

何故って?

長旅してると荷物を少なくする目的もあって、
水着 兼 普段着としてよく水着をパンツがわりにして履いていることがあるのさ。

しかも、今日はさっきから雨にあたっているのですでにTシャツも水着も濡れまくっている。

僕は濡れついでにここの浜で
いで帰ることにした。


僕は海水浴場入り口にいたおばちゃんに
「 ここの浜は砂浜ですかぁ? 」と聞いて見ました。

だって積丹の海じゃないんだから
岩場ごつごつの中泳ぐの嫌だったんだもん

おばちゃんは 
「 そうだよ ずっと砂浜さぁ 昔っから砂浜だぁ 」と答えてくれました。

僕はこれで安心して泳げそうです。

入場料金を支払い 無事入場・・・。

       
 ← なんだよ結構高いなぁ・・・

見たところほとんど人は居ないようだ。

季節は9月です

北海道ならサーファーでもない限り この季節に海水浴に来る人は居ないでしょう

同じように沖縄の人は9月では泳がないのかもしれない・・・。

だけれども僕にとっては
北海道の夏と同じような気温なんだから泳いだってなんの不思議も無いっす

僕は人影まばらな海水浴場で いそいそと身支度をはじめた。

といってもカバンを浜に置いて。

靴を脱いだだけね。


さあ 泳ぐぜ!!

目の前には
  青い空

   
広い海!! 
    
暑い太陽!!!


と思いきや 何故か足元は珊瑚が砕けた
小石のような浜裸足で歩くとい・・・。

しかも、さっきから話しているとおり 天気は雨です 当然空は曇ってます・・・。

なじぇ? どうして?

天気はともかくとしても ちゃんと入場するときに
「 砂浜ですか? 」って確認したのに・・・。

どうやら 
おばちゃんに一杯食わされたらしい。

帰りにあのおばちゃんは
すことに決定。


僕:「おい ばばぁ さっきは良くも騙してくれたな こうしてくれるわ !!」

ばばぁ:「 お お お許しを・・・・ 」

僕:「 許しだとぉ ならん ならん 断じてならんぞぉ !!」


僕は許しを請い逃げ回る ばばあの
腰紐を えぃ! っとばかりに強く引いた!


ばばぁ:「 あれ〜 殿ぉ・・・ お戯れを〜〜・・・」


僕が ばばあ の腰紐を引くのに併せて ばばぁの身体が面白いように廻る


くるくるくる・・・


ってくらいの罰は帰り際に与える必要があるな。むふふ




仕方なし 満足いくような砂浜じゃないけど
折角だから泳ぐことにする

沖縄の海です

当然
な色彩のお魚さんが沢山・・・





いません・・・

なじぇ居ないのぉ?

こんな海全然
駄目です

こんなの
リゾートじゃありません

折角来たし 折角泳ぎはじめたので僕は一応 1時間くらいは泳ぎました

でも あまり楽しくなかった・・・

なんだか大きなぬるい温度のプールに浸かっていただけみたい・・・。

後から知ったことなんですが沖縄の海と言っても、本島では綺麗な海で遊ぼうと思ったら
う〜んと北か う〜んと 南へゆかないといけないらしいです

那覇周辺の海は
いんだってさ

そんなこと その当時
知らんもん・・・(ぐすん)


僕は汚い海で泳いだあと 無言でビーチを立ち去った

  
一応記念撮影の写真です 何故か晴れ渡った空に写ってるの!!

   
不思議ぃ〜????

    
 ぽつんと立ってるのです(笑)


残念だけど 帰り際には何故か 問題の ばばぁじゃない人が入り口の小屋に座っていので文句すらつけられず終いっす

うぅむ・・・ 踏んだり蹴ったりだ・・・。



天気は相変わらず優れない。

この時、
台風19号が僕の居る沖縄本島を目指して進んでいました。

このことが後に 僕の旅の予定を大きく左右することになってゆく・・・。
       



つづく




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