第45話

飛行機の
搭乗時刻がやってきた。

係員の誘導案内の元、僕達は搭乗機のそばまで歩いて行く。

機体に書かれた
「 JTA(ジャパントランスオーシャン航空) 」の文字が格好良い。

      早速記念撮影
です(笑)
      


誘導案内の途中で、
勝手にジェット機の前へ立ち記念撮影を開始すると 周囲の観光客も当然のように僕のマネをして写真撮影をし始めた。

当然のごとくお客さまの
案内誘導はストップ・・・

面白くない誘導員・・・。

誘導係りの人の表情に
苛立ちの表情を感じ取るが 僕はそんなこと知らんもんね〜♪



さて記念撮影も済んだことですしいよいよ搭乗です。

僕の席は主翼よりの窓側。

翼よりほんの少し後方へと座席位置が後ろにあるために外の景色が良く見える。

最高のポジショニングです!(うほほ!)


僕は離陸の時間が来るまでの間、備え付けの雑誌などを読んでいた。

何処にでもあるような記事がならぶ・・・。
( どうでもいいな、この雑誌・・・ )

時間が経った。

今度はスチュワーデスさんが
救命胴衣の装着の仕方をレクチャーしてくれている。

これは今までにも何度か見たことがあるぞ。

だけど何度も観てる割にはあんまり
内容は覚えていない・・・。

もしも実際に装着するような場面に出くわしてしまったら素早く装着できるかなぁ???。

多分 
僕は出来ましぇん

皆さんはどうですか?



さぁ いよいよ離陸の時間が近付いたようだ。

エンジンが少しだけ
甲高い音に変わった・・・。


僕を乗せた飛行機は高まるエンジン音と引きつれて、のそのそと滑走路へと進み出る。


「 キィィィィ〜ん 」


まっすぐな道。

スタートラインで停止。

スタート(離陸)の合図を待ち
GO!サインとともに一気に加速!

シートへと押しつけられるような
加速G!!

いっそう甲高く吼えるエンジン!!


そして滑走路から伝わる振動が消えた瞬間、僕らは
ふわりと舞いあがる。


滑走路が小さくなってゆく・・・。

 空港が小さくなる・・・。

  那覇の街並が眼下に広がった・・・。

   エメラルドグリーンの海岸が・・・。

    想い出の沖縄の海が・・・。

     窓の外に遠くなる。





僕はその光景をずっと見つめていたんだ。

そう、ただ黙って見つめ続けていたんだ。


美しく広がる

僕の
青春


僕は窓の外に広がる
自らの青春を見つめていたのかもしれない・・・。


置いてきた青春を振りかえるのは年寄りのすること・・・。

僕の青春は終わることが無いだろう。


宛ての無い旅・・・。

少し汚れたバッグ担いで次の街を目指そう。

僕を待つ誰かが居る限り。

僕を待つ何かがある限り。

僕の旅も青春も終わりを告げることなど無いだろう・・・。




さぁ 行こう! ( ^∀^)/

僕を待つ あの島へ!!



☆ 完 ☆





あとがき
石垣島での旅日記も書き残しているのですが、きちんとした形に整理していません。

ですから一旦は「僕の旅日記」をここで終了とさせていただきます。いつかまたこの続きを書くことがあればWEB掲載してみたいなと思っています。

ここまで読んでくれていた方々へ 本当に有難う御座いました。 

筆者:ちゃきより
  (*^◇^*)ノ 良い旅をしてくださいね♪



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