2006年08月09日

小樽貯金事務センターという建物の向かい側に 小樽公園の入り口がある。

この公園、街のほぼ中心部にあるので位置関係的には小樽市役所の裏手と表現することもできます。

そんな市内でも中止的ば場所という好立地にも関わらず、あまり活発には活用されていないみたい。


それに入り口が目立たなく見つけづらいってのも利用の妨げになっているように感じるなぁ・・・。


だって・・・入り口のひとつであるところに配されたこの石碑も刻んだ文字じゃこれでは気づかないじゃない。

無理 無理 
ρ(^ ^;) よく見ないと判らないよねこれじゃ・・・。


  よぉ〜く読んでね



ほんでもってここの入り口から公園を目指して進入してゆくと、次にはこういった分かれ道がでてくるんだ。





で? どっちいけってんだよぉ (つ´Д`)つ 案内板とかないのかよぉ〜???



ちなみに ここは右折でお願いします(笑)


特に 公園はこっちです 的な看板は見当たりませんでした

強いて言うならば ロータリーの杜 とか書いた看板が出てただけね。


ロータリーの杜って何? f(^ ^;) 意味がよく判りません・・・。



んで とにかく上の分かれ道を右折して そのまま ずいずいと進んでゆく。

すると小樽公園の中心部へと入ってゆけるようになっていました。


この道の先、公園の中心部は行き止まりになっていて駐車場が広がっています。

その場所には隣接する幾つかの建物があるんですが、中には野球場なんかもあるんだよ。




そしてその他の施設の一つとして ここ 『 こどもの国 』ってのがあるの。





正面ゲートの様子です  


ここはね もうすぐ閉園 になるんだってさ。


小樽は財政難だからねぇ・・・。

なんでも縮小しちゃうわけさ 施設自体が老朽化しているし仕方が無いといったところなのでしょう。

でもなんだかちょっと可愛そうですね






沢山の人を迎え入れたアーチ


入園はなんと無料!!

営業は午前9時から午後5時まで

入園は4時30分で終了だそうな

遊戯施設はこれよりも早くて午後4時に終わっちゃうの



しかもね 遊戯施設の利用料金は
爆安ですよ(笑)

これを見てくださいまし
驚愕の価格設定がなされているのが判るよね ρ(^▽^ 





この こどもの国 ってのは昭和45年5月5日の こどもの日に開園になった場所。

つまり 
僕と同じ年に生まれたってわけさ だから現在36歳ね

なんか 親しみが沸きます。



開園当時は 大反響で 押すな押すなの大盛況だったそうです。

開園日には1万人超えた来場者があったらしいですよ。


そんなにキャパなさそうだしなぁ・・・事故とか起きなかったんでしょうか・・・ちと心配になった。




中へ入ってみると 今も活躍中の遊具がちらほら・・・。

なかでも一際目を引いたのが こちらの
観覧車


日本で一番古く 一番小さな観覧車だよ


ちなみに 世界で・・・となると2番手だそうです
(^ ^)負けた・・・。 





可愛いだろぅ♪ 


見ての通り 
なまら小さいっす


なんというか 
キュートですよね これ。 


ゴンドラは丸じゃないんだ。 だから中はとても狭い(T T)


 

一人乗り用
かと思ったくらいです。





 


でも中々の佇まいじゃないっすか 
いかしてるよね





・・・っというわけで 乗ってみた








乗車用のチケットを購入 60円 ぽっちで乗れちゃいます。


 生意気にもチケットは二枚を必要とするのさ むはは





 中の様子





せ・ せ・ 狭い・・・∩(^ロ^∩;)二人乗れんのこれ?





カップル二人で乗れば くっついちゃって くっついちゃって と嬉しい悲鳴ですぞ☆





ゴンドラの上からの眺め


どうよ 

元々が高台にある公園です。


背が小さい観覧車でも立派な眺望を持ってるでしょう 
(*^◇^*)v
 

ちなみに 
ウィングベイ小樽にある大観覧車なんてのも 遥か眼下に望むことが出きる高さを誇ります。



ふふふ 小さくても 
( ^∀^)σ あっちより すごいとも言えるのだよ




ちなみに 静静と回転している観覧車の動画も配信中です


 カートもあったよ






 気持ち良さそうだ



このゴーカートは ここが閉園になったあと 小樽水族館で引きとってもらえるんだそうです。

廃車にされずにすんで良かったね☆ (o^∇^o)



でも ここのゴーカートは 
森の中を走るし アップダウンもあるし トンネルもあるし 本当に楽しい感じが満載でした♪


しかも 安いわけですし・・・・撤去されるのが理解できない。




ってゆうか小樽市民や観光客達がこういうオモチャで遊ばないから維持できないわけで、そういう部分へのケアってちゃんとなされてきたんでしょうか・・・?


僕 小樽へ引っ越してきてから知り合った小樽市民らへ下に書いたような質問をしてきました。


ちゃき:
「 小樽公園の観覧車とか ゴーカートって知ってる? 」


こう尋ねると決まって


小樽市民:
「 え? 何? それ? 知らないよ・・・
    ん?
 σ( ̄ o  ̄ ) でも 小さい頃乗ったような気もする・・・まだあるの? 」


くらいの返答が返ってきちゃいます。





単に知らしめてないとか伝わってないとか存在を意識させなかったから利用してもらえなかっただけじゃないのかなぁ・・・?


だって その証拠に訪ねて利用している僕や、居合せた家族連れの面々なんて 
とっても楽しそうに遊んでましたよ。



閉園するってことがとても
しく思えます。




だからこうやって、せめて在りし日の姿とか残しておこうと考えたんだけどさ。




他にも遊具が幾つかありました。 


どれも 現代的レベルでは しょぼい物達さ。

でもね 料金的には 見合ってるよ・・・。


それに 実際乗って遊んでいる子供たちは 
馬鹿にせずにとても楽しんでいました



重ねて書くけど どうして閉園することになってしまうんだろう??? 理解不能です。



楽しい場所だと 伝わっていないだけの話しなのに・・・ p
(´・ω・`)q  くっそぉぉ・・・。





下の画像の遊具達は皆ほとんどが
廃棄処分だそうです 可愛そうだね


   
  


 電動カーもあった。




遊具のほかにはミニ動物園があったらしい。


動物園前では良い感じのモニュメントがあったので写真もとってみました。


 
 トーテムポールです デザイン結構いいよ これ。



  


沢山の子供に飲み水を提供してきたんだろうなぁ 
背が低い蛇口





滑り台もあるよ。





色違いがキュートでしょ☆ d(^ ^


しかも 超ロングタイプ でした



誰も居なかったら 多分僕も滑り降りたな。



 面白そう・・・。



元々居た動物達の行く先なんですがそろそろ移動動物園へと引き取られてゆくんだそうな。


この後はそんな動物達の紹介です。


 何がいるのかなぁ?




  ヤギが居た!!



  ガチョウも居たぞ。 



他に トンビ とか フラミンゴとかまでいました。


皆 閉園の知らせを知ってなのか、ただ単に夏の暑さにダレていたのか
 なんだか ぐったり していて寂しげにみえちゃった。

新天地でも沢山の方に可愛がって貰えるといいね






錆びれてしまった公園・遊具・動物園たち。

華やかな幕開けから始まったその歴史がもうすぐ静かに下りようとしています。



それが時の流れだから・・・。


    本当にそうなんだろうか・・・。


僕は
間違ってると思うよ (´・ω・`)




もうどうにもならないところまで来ていた旭山動物園が今は繁栄しています。

同じではないけれど、この現状を打破してくれちゃうアイディアの持ち主や活用する術を知る者の登場を彼らは静かに待っていただけのように感じます。




最後に掲載する画像は小樽公園にあった
『 日時計 』の姿。


何十年も刻みつづけた時や歴史を知っている時計です。


昔 小樽運河を埋め立てようとしたことがありましたよね。


反対運動もあり結果として今でも現存しています。

今 この小樽はあの運河無しでは生き延びられないことでしょう。



いつのまにか「 運河はあるのが当たり前 」と考えていませんか?


残すべき物を残し活用してゆくといった「 小樽としての魅力の保存 」に気づかなければ、この街はいつかその残された魅力すら失ってしまうことでしょう。


「 運河だのみの観光運営 」


それにも限界があるはず。

現に運河が現存し活用されている現在でも、この町をさってゆく人口の流出は止められませんし、近年では観光客すらその姿を減らし続けていますよね。


運河まわりだけに限局した魅力の増加を図っても持ちこたえられない。

その結果は既に出ているのではないでしょうか。




遊具を動かしていた係り員がこうも話していました。

「 もっと大きな新しいピカピカの遊具に入れ変えれば結果は違ったんだ 」


これは違うのではなかろうか・・・。




そういう考えを信じて最新の遊具を入れまくった夕張なんて誰も見向きもしなくなり最後は破綻です。



先に「 最新式 」ありきではないのです。


その土地にしかないもの そこで無ければ体験できないもの そこでしか残せない想い出

そこに残されてきた歴史  そこに継承され続ける文化



これらが唯一 長い時間の中でも普遍的に人を魅了し引き寄せることが出来る観光資源となるはずです。


僕には この日時計だけがそのことを
静かに物語る賢者の姿に思えました。


 

『 何を想い時を刻む 公園の日時計 』

 


今日は 愛すべき小樽のため 真面目に考えたコメントだけを書いてみました。

GOOD-LIFE を終わります。

では また 
(^ ^)/



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