2007年07月30日

本日は おたるみなと資料館を訪ねてみるとにします

んで それは何処にあるのかってことなんだけど

まずは ウィングベイと海との間に伸びる道路を一路札幌方向へと進んでください

これは
平磯岬(ローカルな名前で判らないよね・・・)へと続くのですが その手前にこういった風景が登場してくるのね

右手に
青い屋根の小さな建物があるのがわかるかい?


先に この建物についての紹介をみてくるとしましょう  
ここを開いてください



そして 青い建物の説明を読んだら この交差点から赤い矢印に従って左折するっす。





この曲がり角には 案内の看板もあるから これを目印にしてもいいよ


 巨大なクレーンもあるのが見てわかる 何に使ってるんでしょう・・・。



んで ここを曲がって ちょいと進むと ヨットを出している人達がいました


 


国立小海上技術学校 と書いてある建物

学生さんたちの実習の真っ最中らしいです

ヨットにのる授業があるなんて格好いいです

いいなぁ〜・・・・。

女の子の姿もありましたよ きっと多くの男子学生に囲まれて
モテモテなんだろう



ちなみに 多くの女子学生に囲まれる看護学校へ通ったことのある チャキサン はモテませんでした

ある女学生とご飯を食べにゆくと その翌日には その娘の属するグループとは別のグループから
圧力がかかるという ちょっと怖い現象が起こるのね

うちのクラスだけの特徴だったのかもしれませんが、女性が大きく集団化すると それは時として 
花園 ではなく アマゾネス軍団にもなりうることを身をもって体験した次第です。

あ〜 怖っ 

うんうん そういえば 
 (ー ー  いじめられてトイレで泣いていた男子も居たっけ・・・あいつ元気かなぁ・・・。




ちと話しが横へそれました 軌道修正してっと・・・・。


目の前に広がる港内の海は穏やかそのものです

こんな海の上でヨット乗れたら楽しそうだ






ほんで お次は 先ほども ちらっと見えていた巨大なクレーンを見上げたところです

最初にこのクレーンを見たときには 何に使うのか全くわかりませんでしたが これの紹介も このあと訪ねる 
おたるみなと資料館で知ることができたよ





それでは 早速その資料館へと進みましょう



 これがその建物です 


  おたるみなと資料館
  (北海道開発局 小樽開発建設部 小樽港湾事務所 )
  小樽市築港2番2号
  0134-22-6131
  入館は無料です
  開館時間: 午前8時30分〜午後5時00分まで
  後から調べてゆくと判ったのですが、定休日というのは存在しないそうです
  ただ電気が消えていることがあるので守衛さんらまで見学の希望を申し出ないと定休日と間違うかもね
  



近寄ってみると 大した立派な作りの建物でした









この後は 資料館の中へと進入です

すると 電気が消えていた・・・。 


おやおやぁ・・・ (´・ω・`)  お休みかな?



そしたら 守衛らしき男性が トコトコ とやってきてこういいます

『 今 電気つけるね・・・ 』


なんだい そんなに訪ねてくる人ないのかい (^^;)


まぁ それはいいや とにかく電気つけてちょ 観るからさ






守衛のおっちゃんが電気をつけてくれました

これでやっと見学が出来そうです


うしっ  p(>ω<p) ほんじゃあ 探検開始!



中には小樽港の建設に関した歴史の紹介がありました

潜水具やら 建設当時に使用した工具やらが並んでいます

途中 DVDのビデオ鑑賞出きるモニターがあったのですが 
何も映っていなかった・・・。



むむむむ (´・ω・`)  観れないのか? これ?



ちゃきさんは こういうビデオをしっかり見て楽しむ人なので 上映していないのは困るのだ


振りかえると 他のお客サンどころか 先ほどの守衛の姿もありません


ホールには
僕1人ぽっち です


ん〜・・・・・・・・・・ こりは・・・・・・・・・






勝手にいじって観ることにしよう♪ 
そいつが良い 決定っす♪   (^▽^





かくして モニター画面の脇に置いてあったリモコンなどを勝手に操作して 1人上映会をスタートさせます

無事に映像も出てきたし まぁ 怒られることはないだろう

元々が観て欲しくて製作したDVDだしな




この後は しばしの学習タイムとなりました

今まで知らなかったことも結構あったよ


昔の防波堤建築には色々な種類の建築方法があるらしいんだけど ここ小樽の港ではどうやって作ったのかとか知ることができます


一言で 防波堤を作るといって大変な苦労があったらしいですよ

コンクリートのブロックを並べるようにして落し込んでゆく 
スローピングドロッピングシステム とかきいたことすらありませんでしたからねぇ・・・。

北防波堤(明治30年着工)も このスローピングドロッピングシステムで作ったそうです




それってなに?



ええと・・・ コンクリートのブロックを作るでしょ

それを 並べておいてゆく

このときに 軽く倒す感じに置いてゆくのね

すると 先のブロックに対して もたれかかるようにして次のブロックが置かれてゆくのがわかるかい?



 ちょっと絵を描いてみたぞ



こうすると互いの自重が周囲のブロックを押さえ込むようにする力が発生して丈夫になるんだそうです

知らんかった (^^ ) 

いきなりコンクリートとか ドバドバ と流し込んで作るもんだと信じてましたから・・・。





この他の防波堤の作り方としては コンクリートの箱作って それを海に浮かべ

目的の場所まで船で引っ張ってきたのちに そのコンクリートの箱の中へ砂とかを積め込んで沈めた上

上からコンクリートで蓋をするという方法で 防波堤を作ってゆく方法もあるんそうです

ちなみに 先ほど紹介した巨大なクレーンは この
コンクリートブロック( ケーソンと言います )を作る場所で使うものらしいよ


 斜路式ケーソンヤード


2つのクレーンの間には 斜路がある

んで 真中で作ったコンクリートのブロックが この斜路を滑りおりてきて 
どぶん♪ と海へと進水し プカプカァ〜♪ と浮かぶといた仕組みとなっています


コンクリートで作っても 中を空にしておけば 浮くんだね ちょっと面白いかも

しかも 進水作業のときは 迫力満点だそうです

観たいなぁ・・・ でも 用の無いときには勿論そのケーソン自体を作っていないわけで・・・・。

残念です



ちなみに このケーソンを作成することが出来る工場は 現存はここ小樽だけなんだって

どこかで港建築がスタートすれば また ここ小樽でケーソンの建造風景がみられるやもしませんね





また こういたコンクリートを使用した港建築なんですが どうしても使用していると経年での強度劣化などの問題がでてきちゃう


これには 以前 横浜港で痛い思いをしたことがあるとのことでした

粗悪な材料で製作したコンクリートの建造物が 使用するにしたがって 
ボロボロになってしまい使い物にならなくなってしまったんだって。




んで 今度はこちら小樽港の場合です

小樽港を作るときには これに対して色々と工夫がなされたんだってさ

その一つが コンクリートブロックを作る際に 
火山灰を混ぜ込んで製作するってことでした

もちろん配合の割合とか 滅茶苦茶研究したんだそうです



しかもね

実際に 北防波堤建築に対しては その経年劣化の状況をしるために わざと壊す目的で同時期に
破砕試験用のモルタルブリケットという小さなブロックを膨大な量作ってあったんだってさ。

その数 のべ6万個

これを 随時壊していって データ取りしてるそうです

すでに大半は 破砕試験に供してしまったのでその数は減ってしまったけれど まだ残数があるんだそうな

だから この試験は
100年経った今も続いているそうです

試験担当していた係り員の方が先に寿命がきちゃう試験だ 
なんか すごいね (^^;)






んで 結果・・・・。



まだまだ 小樽の港に使用されているコンクリートブロックは
丈夫な強度を保っているんだって

日本のコンクリート技術の高さが証明されるってもんさ

良かった 壊れないらしいぞ (^▽^ 



あとね 海中に沈んだコンクリートブロックって 
海草とかが付着してコーティングの役目を果たすと紹介されていた

コンクリートブロックの劣化を止める作用があるんだって


海草 偉い!


キミ達に防波堤が守られているなんてこと ちゃき叔父サンはこれっぽっちも知らなかったぞ!

もう一回 いっとこう 海草 偉い!




こういった港建築

自分の国でこういうのを作りだす技術を持っているって 当時は文明国として認められる要素の一つだったそうです

国の面子も背負っていたプロジェクトだったんだろうなぁ

プレッシャーも凄かったんだろうね

やったけど 台風で壊れちゃいましたって言えないもんな・・・。

台風みたいな自然災害で壊れたとしても 責任者は
自殺ものだったはずだよ きっと・・・。

頼まれても 逃げちゃいそうな大役ですね




100年経ってもなお健在な上 現役で活躍する防波堤

小樽が世界に誇る建築物のひとつになっているんだ


産まれたときから そこには既に防波堤があったという人達ばかりなことでしょう

でも この防波堤があるのは当然なんじゃないよ

今日もそこにあってくれること

今日もそこで小樽の港を守ってくれていること


そういったことには
感謝してゆかないといけないね



一般人の僕らが 何をどう大切にするってこともない物ではあるけれど。

感謝の気持ちくらいは持って眺めてあげたいものです

どうも有難う (*^◇^*)/ さんきゅ〜防波堤♪




今日も外海から打ち寄せる波が港へと進入してくるのを堅固に止めてくれていた防波堤





港内の穏やかな海面は そんな彼らの働きで保たれているんだ

改めて画像で見て確認すると良くわかるだろ。







本日は おたる港資料館で遊んできました

滅茶苦茶楽しいって場所ではないけれど 暇潰し程度にでも訪ねてもらえると嬉しいです

今度 超暇な時にでも足を運んでみるといい


それでは 本日の
GOOD-LIFEもこの辺で。

じゃあね 
(*^◇^*)/ さいならぁ〜♪




■おまけ情報

小樽の保有する港と主な役割

●勝内埠頭
昭和56年に完成
平成3年頃に改良
船は5隻停泊が可能
深さは13m
新潟・舞鶴へのフェリー航路を持っています
主たる取り扱い品:コンクリート 砂・砂利 とうもろこし など



●中央埠頭
昭和47年に完成
船は5隻停泊が可能
深さは12m
主な取り扱い品:鉱石 セメント 麦 海産物



●港町埠頭(1号埠頭)
昭和15年に第一号埠頭として開港。
平成10年に港町埠頭として改良
平成14年以降はコンテナの取り扱いも可能となる
コンテナとは、世界統一基準の規格サイズの鉄製輸送箱。食料・衣類・電化製品などの輸送目的で使われています
船は6隻停泊が可能
深さは13m
主な取り扱い品:原木 麦 動植物性飼料



●2号・3号埠頭
昭和25年に2号埠頭完成
昭和42年に3号埠頭完成
船は13隻停泊可能
深さは10m
主な取り扱い品:動植物性飼料 とうもろこし その他クルーズ船の停泊場所となる
           ( クルーズ船とは、観光旅行を目的とした客船です )



●厩町岸壁
昭和9年に厩町岸壁完成
平成2年に改良
船は3隻停泊が可能
深さ7.5m
主な取り扱い品:石油製品 重油など



●高島地区
高島漁港と呼ばれ漁師さんたちの基地となっています
漁船が一杯停泊していて他の港とは雰囲気が違っているよ





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