第12話

猿達と格闘しつつ 大変な思いをしながらも スクーターを走らせ続けたので目的地である 『 屋久杉ランド 』『 紀元杉 』に到着することが出来た

紀元杉は 樹齢3000年の大木。

大人が数人がかりでやっと抱えることが出来るほどの幹の太さを持つ。

 

こりゃー すげー !!

僕はこの大木とツーショットの記念撮影をした

紀元杉の前の道路にも 猿のウンチが落ちていたので これ以上ない くらいに 手早い記念撮影準備作業だったのを覚えています。

出発時刻が遅かったため記念撮影を終えたころには 陽が幾分陰ってきた。

気温もぐっと下がって寒いくらいです

すでにかなりの高さまで山を登っているので冷え込みが強い。

麓は温帯性、ここ紀元杉のある場所はすでに寒帯性の植物が自生しているので その冷え込みの強さは想像にかたくないだろう。

さあ 急いで宿まで帰らなくてはいけない

僕は今来たばかりの 道を引き返す


あ〜 神様 どうか、か弱い子羊ちゃんを 
 あの
バカ猿どもから お守りください あ〜めん


帰りの道では 心配した猿の姿は現れずすんなりと元来た主要道路まで戻ることができた

先ほどの祈りが聞き入れられたらしい

  神様有難う!!

これからも 僕を猿や性病からお守りください 再びアーメン


帰る途中で 陽が完全に暮れてしまったが、無事に宿までたどりつくことができた。

宿に入った僕は風呂を浴び、そのあとすぐに眠ったよ。



其の日の夢の中では、 さっきまで戦い合った猿達と、仲良く遊ぶ僕が居た・・・・。


つづく



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