第22話

いよいよ沖縄新港が見えてきた!

手早くデッキに干していたパンツを取りこみ下船準備をする。


ワクワク
 ドキドキ・・・。



心臓の鼓動が早くなるのは、重たい荷物を背負っているせいだけではなさそうだ。

フェリーが接岸した後も、降船用のタラップが降りるのを待たなくてはならないので、すぐには船を降りられない。



タラップがゆっくりと降ろされる・・・。

そのゆっくりとしたスピードがもどかしい!



「 はい。 ご乗船有難う御座いました。
 乗船時に渡した乗船チケットをお持ちになり
 係員までチケットを返却後 下船してください。 」



この台詞をまっていた。!!

僕達はついに沖縄の地に降り立った!!

そして、この瞬間は同時に4人組みにとっての
お別れの瞬間でもあった。

僕達は互いの旅の安全と無事を祈りわかれた。

僕はターミナルへの送迎バスへ 彼らは搭載してきたバイクや自転車を受け取りに別な場所へと向かう。

ここでお別れだ。

ターミナル行きのバスが動き出す・・・。

バスの窓から見える3人は笑顔で僕を見送ってくれていた。


手を振る3人・・・。

 僕も手を振った。



最後に見た彼らの笑顔は夢と希望にあふれ、本当に眩しかった。

あいつらから見えた僕の姿はどんな風だったんだろう・・・。

僕はしばらくの間、バスの窓から見えるコンテナの群れを眺めながら そんなことを考えていた。

ターミナルへつき、バスを降りた僕は 今日の宿泊地『 
沖縄国際ユースホステル 』へと向かった。

目的地までの道中は距離が有りすぎることと、路線バスが良くわからなかったために、この旅初のタクシーを使い難なく到着することが出来ました。

沖縄国際ユースホステルは
白壁の豪華な建物で、とてもユースホステルには見えません。

      

     
今日からしばらくは、ここが僕の活動拠点だ。

沢山の楽しく、素敵な想い出が残りますように・・・。

 沖縄の地が僕にとって愛する場所になりますように・・・。
 


そんな願いを胸に 僕はチェック名簿へと記名した。

つづく




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