第28話
ステーキハウスに到着した。
近辺に4、5軒のステーキハウスが並んでいるのでステーキハウス街へ到着したと表現するほうが正しいかもしれない。
どの店も町の定食屋さんといった感じの店構えで本当にガイドブックに載るような店なのか大変怪しい・・・。
僕達はガイドブック上で『一番古くから営業しているお店』と紹介されていた
『 ジャッキーステーキハウス 』へ入ることに決めた。
店の中は、外観から想像していた通りの、もろ定食屋さんといった内装でした。
こういう店で働く従業員は、下町のおばちゃん風でなくてはなりません!!
このジャッキーステーキハウスは、そこの所を裏切ることなく店員のほぼ全員が絵に描いたようなおばちゃんです。
良い
大変良い
すごく良い
こういった下町風、定食屋風情のある店が僕は好きだ
なんというか落ちつく。
席に着くと間もなく、一人のおばちゃんパーマをあてがった髪型の店員が注文をとりにやってきた。
僕らはそろってテンダロインステーキを注文する。
注文した品が用意されるまでの間は、雑談をしたり店内の様子を観察したりして過ごす。
店内は、ほぼ満員だ。
客の姿や格好から推測するに、お客の全てが観光客のようです。
僕の経験上、こういった客層の店は危ない・・・。
地元民よりも観光客の方が遥かに多い場合は大抵、その店の味や接客態度などはボロボロです。
この方程式は 多分全国共通だと思います。
だから、この店も危ないかなと感じたのだ・・・。
料理が運ばれてきた。
最初に運ばれてきたのは、付け合せのクリームシチューとサラダ。
僕は純粋な肉食動物なので、サラダは向かいに座っている相棒へあげた。
向かいに居る雑食性動物は、大喜びで食べている。
僕は、もも太郎がキビ団子を猿へ渡す時の心境が理解できた。
クリームシチューは食べて見た。
肉食動物ではあるが、シチューの中の人参や芋は食べることにしている。
何故?(Why is this a pen? : 訳⇒ビルラディンは何処ですか?)
それは美味しいからなの むふふ。
野菜スティックとかでは 絶対に食べないものも 煮こみシチューやカレーの中に入っていると不思議と食べれちゃう。
料理って不・思・議 ♪
このシチューは美味かった。
本当に旨かった。
普段札幌で出会うシチューの味とは明らかに違っている・・・。
どこが? どんな風に? と聞かれても困るが
とにかく違っている。
『 僕はこのシチューに出会う為に生まれてきたのだぁ!! 』
いや、これは言い過ぎ。
でも忘れられないほどの美味しさだったのは事実です。
(↑とは言え五年後の今、この日記をWEB製作しているが、
すでに味は思い出せませんでした : 笑 )
じゅ〜 っという音をさせながら、ウェイトレスが近づいてきた。
お次は メインである ステーキの登場です
美味しそうな臭いがしてきてたまりません。
いざ! 試食へ!!
つづく・・・。
小樽観光「樽樽源トップページ > サイト製作者ちゃきさん > プロフィール紹介 > 僕の旅日記表紙 > 第28話
|