第34話

2つ目の目的地は『 玉泉洞王国村 』です。

こちらも首里城に負けるとも劣らない
有名な観光地らしいっす。

パンフレットには
  
「 鍾乳洞あり 」
  
 「 ハブとマングースの決闘あり 」と書いてある。

僕は
ハブとマングースの決闘というのに強く魅力を感じたんです

だってハブは動物園の爬虫類館にいるのをみたことがあるだけで その時に見たハブはまったくやる気がないのか じっと していて
動きもしないんでだもん(怒) 

あれは
ゴム製の蛇を置いておいてもわからないくらいだよ。

マングースの方も当然みたことありません

両者が決闘するなんて・・・・

考えただけでも
ワクワクもんです。

いざ! 玉泉洞窟王国村へレッツGO!

今居る場所から玉泉洞まではスクーターでも30分以上はかかりそうだ。

僕はハリケーン号のアクセルを全開にして突き進む。

が行く手を阻んだ・・・。

僕は大して大きくない自分の体を更に小さく折りたたみ風の抵抗を減らして対抗する・・・。

「 負けないぞぅ!! 」
ライダーって人種は、こういうつまらないことを考えながら走ってるもんです)

努力したせいかなんとなく
TOPスピードが増した気がする。

同時に
速度超過の違反で摘発されるリスクも増した・・・。

先頭を走るのは避けよう・・・。


このスクーターは結構早い。

メーターを見ると
70km/hも出てる!

ううむ 一発免停の世界を走りぬけているのか・・・。

リスクを体感し克服するというのは、時に人を
くする。

しかし、僕は強くなれなかった。

『 あぁどうか神様僕をお守り下さい。
   何にすがってもいいから
      無事でありますように・・・。(
気)』


玉泉洞王国村までの道のりは道の流れもスムーズだったし 頬を撫でる風も心地良かったから、
快適だった

本当に快適なツーリングだった。

快適すぎて 僕は玉泉洞王国村を
とおりすぎてしまった・・・
(ありゃりゃ・・・)



いつの間にか通りすぎてしまっていた玉泉洞を目指し今来た道を引き返す・・・。



ブロロロロ・・・



行きすぎてからは大して距離を走っていなかったらしい。

目的地へはすぐに到着できました。

さあ いよいよ ハブとマングースに遭える瞬間です


入場チケットを購入!!

   

「 いぇぃ!! GETだぜ!! 」



僕は記念撮影を終えた後、うだるような暑さから逃れるべく まずは
鍾乳洞(これが玉泉洞らしいです)から観光することにした

  
 ← 『いです・・・バテ気味っす(笑)』

ここならきっと 
しいぞ(笑)

僕の予想した通りというか当たり前のように鍾乳洞の中は涼しかった。

しばらくは外の世界へ出たくないなぁ・・・。

なぁんて思ったら大間違い!

外に出たくないもなにも、ここの鍾乳洞はとても距離が長くて出たくても外へは中々出られないんです!

その散策距離は一般に公開されている部分だけでも
890mもあるんだって!!
未公開部分も含めるとなんとその長さは
5kmもあるのだそうだ!

これには
たまげたね(驚)

  
 ← 中はこんな感じでした

しかも、鍾乳洞の中には川も流れていて滝なんかもありました

その水の中には
海老やザリガニ・フナなんかもいるんです!

これまた驚いた!!

彼らは何を食べて生きてるんでしょう???


ここのフナやザリガニ達は鍾乳洞で生活する生物としての特徴がありました。

光が届かない場所なので
色素が無い身体なんだとさ。

おかげでどの生物の身体も
白もしくは透明でした。

面白いね 



ちなみに僕の行動は基本的に夜光性です

普段は日中陽にあたることなんてあまりないのね

でも僕の身体は白くない・・・

これは太陽の陽にさらされない分、
夜のネオンに照らされてたからだろうか???

うぅむ きっとそうに違いない。


そうこうしているうちに鍾乳洞の出口が近づいてきた

また外の熱気の中へ戻るのか・・・。

僕は出口付近で立ち止まり充分に身体をク-ルダウンしてから

「 えいっ! 」とばかりに地上の世界へと戻ってゆきました。


つづく




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