第43話
一夜明けました。
天気は相変わらず良くありません。
早い内に天気の良い八重山諸島へ移動しなくっちゃ。
八重山諸島への渡島ルートは船か飛行機です。
海は台風の影響で波が高くなってます。
必然的に飛行機をチョイスね。
飛行機会社へ電話で問い合わせると、
「まだ飛べてます。ご希望であればお席も余裕が御座います」ということでした。
一先ず安心だな。
でもいつ「天候悪化の為申し訳御座いませんが本日便は全て欠航となりました・・・」に変わるとも限らない。
僕は急いで身支度を整えると空港行きのタクシーへと飛び乗った。
目的地の那覇空港は僕が泊まっていた宿からタクシーならそう遠い距離じゃない。
空港はどんどん近付いて来ます。
ふと運転手の おっちゃんが僕に話しかけてきた
運転手:
「どっちに車つけたらいいんですか?」
僕:
「ん? どっちって空港だけど?」
運転手:
「いやいや ターミナル2つあるんですよ どっち?」
僕:
「( 2つあるなんて知らんもん・・・) えぇと 八重山行くターミナルって言えば解りますかぁ?」
運転手:
「あぁ そっちね OK OK 黙って乗ってたらいいよ 八重山行きのターミナル側へ着けてあげるから」
僕:
「サンクス♪」
なんでも本土行きのターミナルと 八重山行きのターミナルは別なんだそうな
何も知らなかった僕がバスで到着していたら多分間違ってました
ふぅ 危ない 危ない・・・
そんなエピソードの中、それでも無事に空港ターミナルへと到着しました。
車を降りると当たり前なんだけれど旅客機のエンジン音が聞こえてくる・・・。
ぐぉぉぉぉぉぉっぉぉぉ〜!!
キィー−−−ン!!
ちょっとドキドキしてきたな(笑)
僕はちょっと深呼吸をしてから夢への続くゲートにも思える空港ターミナルゲートをくぐってゆきました
クーラーでちょっと冷えた空気が僕を暖かく出迎えてくれる・・・。
なんてことない仕草の一つ一つがあの時の僕の宝物・・・。
そして僕はこれからまた新しい宝物を探しに出かけるのさ。
唸るエンジンにまたがってね。
つづく
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