2007年09月20日

堺町の通りを歩き 小樽散策を楽しむ観光客らが 短時間・長時間の差こそあれ必ず足をとめて眺めてゆくお店があります。

それが ここね


 吹きガラス体験の出来る工房なんだよ


『 K’s BLOWING (ケーズブローイング) 堺町工房 』
小樽市堺町2番17号
0134−31−5454
公式サイト:http://www.ks-blowing.net/




この日も立ち止まって作業を見物してゆく人が絶えません

工房の作業風景が通りから一望できるような作りの店舗は珍しいのも手伝い人気が高いです。

工房前に誰も人が居ない状態の写真撮れないかなぁ・・・・と期待して暫くまってみたのですが無理でした・・・。

無理 無理 (^^;) すぐまた人がやってくるっす。



何度か撮影した中で、 
 一番観光客の姿が少なかった画像です


 どんどんグラスとか作っちゃってます


製作体験をするお客さんが居ないときには 工房スタッフが商品製作してる。

だから いつも何か作っている姿がみられる場所なんだ。

見てるだけでも面白いよ。




暫くの間 工房の前に立って僕も製作体験を楽しむ観光客らの姿を見学です。

皆さん終始笑顔が絶えない・・・。

かなり面白いらしいです 


こりは ( ^∀^) 僕もやってみたいのら♪





本当に通りかた眺める見物客らの目と鼻の先で 製作作業を進めているから 『 これから体験を始めるぞ 』状態でスタンバイ中の方に話しかけることも出来たよ。



ちゃきさん:
「 製作作業しているところ 写真に撮っていてもいいですか? 」


スタンバイ状態の客:
「 全然 構いませんよ。 貴方も( 製作体験 )やってみませんか 」





・・・・・っといったいきさつから カメラ片手に彼の作業を見守ることとなりました。

先に作業を体験しているお客さんの作業工程を眺めていると ある程度事前学習になるよ。



さてさて 
危ないなぁ・・・ (´・ω・`)  とか 難しいぞぉ・・・ (・ω・) むむむむ ってな部分はないのかな???




その後 二人ほどの体験作業を眺めてみました

どうやら 危ないことと 難しいことは存在しないらしいです。

その辺のことは スタッフがやってくれたり サポートしてくれたりでクリアできるようになってるみたい・・・。




そりなら尚のこと 僕も σ( ̄ω ̄ ) やってみたいのら・・・



タイミング良く スタッフの一人が僕のそばへ近寄り
『 いかがです? 挑戦されませんか? 』と声をかけてきました。


ちゃきさん:
「 どんな形の物が作れるの? 色は? 模様も入れられますか? すぐに持ち帰ることはできますか? 」



僕のかなり前向きと感じられる質問に対し スタッフの目が一瞬 
キラン☆ っと輝いた気がしたのは気のせいでしょうか(笑)


工房スタッフ:
「 中に製作できるグラスの形・色見本がありますから どうぞご覧になってください♪ 」



っといった流れで奥の方へと入ってみました。




するとぉ・・・・。




 あるある (^∀^ )〜♪



価格は2000円以下から用意されてるらしい・・・。

高い物でも 3000円握りしめてゆけば 楽勝♪でお釣りがくるという大変観光客らに
優しい料金設定となっています。




ここで 自分の作ってみたいグラス等の形と色や模様などを決定。

あとは 申し込みの用紙を書いて受付は完了ね。









すると 今度はこんな木製の椅子が置いてある場所へと誘導されまして、製作作業の事前学習の時間がとられる。





いわゆる自動車教習場での シュミレーター的な役割の椅子だってことだな。

ここで工房スタッフから これから使う道具などの説明を受けるんだ。



 これから使う道具などを名称や役割を含めて丁寧に教えてくれます。




 この後 世話になる道具たち・・・。




ほんで 一通りの作業工程のレクチャーを聞き終えるといよいよ実際の製作体験のはじまりです。



最初に登場してくる道具は これ



 「 吹き竿 」


長い鉄の棒の先には穴が見えているのがわかるでしょ。

この鉄の棒がパイプ形状になっているってことだ。


んで この吹き竿の先に溶けたガラスを巻きつけます( スタッフがやってくれる部分です )







あとはこの吹き竿を指先で上手に回しながら 先ほど見た棒の先の穴へ口をつけて息を吹き込む!


って 文字で書くと非常に簡単。


でも実際に挑戦してみると 回しながらだと意識がそっちにばかりいってしまい 息を吹き込むのを忘れます・・・。

同様に 息を吹き込むことに意識がとられると まったく竿を回そうとしない状況に突入するもんだと初めて認識しました

見てるよりは ずっと難しい
「 吹き 」作業の世界だと実感・・・。



 クルクル回しながらっと・・・。



男性でも 最初の膨らみが出来はじめるまでは 結構本気で息を吹き込む努力が必要ですよ。

当初 しゃぼん玉を膨らますようなもんだろ ・・・っとたかをくくっていましたが 
じぇ〜んじぇん違ってました。

自分なりに本気で息を吹いているつもりでも 意外と最初の膨らみが出来はじめるまでは息が入っていかない・・・・。


あれれ・・・ こんなはずでは・・・・・∩( ̄□ ̄;∩) 




とはいえ なんとか上の画像の男性も僕も ちゃんと膨らませることができたよ

膨らみはじめると 今度は息を吹きこむのに あまり力がいらなくなることも体験できたっす。



自分の息が吹き込まれ 先ほどとは形をかえて膨らんでいるガラスを見るのは 
超ワクワクな瞬間です


なんか ヽ( ^∇^)ノ  楽しさ倍増してくるぜぇ〜♪ うきょきょきょ。










一端あたため直したあとに・・・・。


この間に 
『 洋ばし 』という道具を用意してグラスの飲み口部分になる場所を形成する準備をするんだ。



 『 洋バシ 』



吹き竿を クルクル と回しながらガラスに 洋バシをあてがってゆきます



 スタッフが助けてくれるから安心☆



これで 飲み口部分に該当する部分を形成することができたね

この作業は
「 くくり 」という名前だそうです。





ほんで 再び炉の中で温め直す・・・・。







作業は随時 この「 作業する 」 「 温め直す 」 「 作業する 」を繰り返して進んでゆくよ









今度は 再び「 吹き 」の作業を行って膨らみの大きさを調整してっと・・・。








おお! (o^−^)o  順調に大きさも整いだしたぞぉ〜♪




またまた 温め直しね


 夏場は熱いんだろうなぁ・・・。



ほんでお次に登場してくる道具は これ。

『 木の板(こて板) 』



 これをガラスの端にあてがって グラスの底部分を平らに形成するっす。




一度水に濡らしておいた木をあてがい 平面をだす
『 底づくり 』を行っているところです


 この作業は割と簡単かも・・・。




ほんで再びお決まりの温めへと戻るっす。







この間に お次は 鉄やすりの棒を用意しておこう。

作業はどんどん流れてゆくから 休んで 
ボーっとしている暇なんてないぞぉ〜 (^ ^ ) どんどん いっとこう♪



 『 鉄やすり 』



先ほど 木の板を使って平らにしたグラスの底部分に該当する場所へ スタッフの方が手伝い「 ポンテ竿 」をあてがいます


 「 ポンテ竿 」


この竿は穴があいていない・・・。

似たような竿だけど よく見ると用途が全然違っているのが判るでしょ。

PONTE(ポンテ)はイタリア語で「 橋 」という意味になります。

ガラス製品の加工の際に 今まで使っていた「 吹き竿 」から「 ポンテ竿 」へと文字通り 橋わたし的に使うからこの名前がついたのだと聞いたことがあるよ。

下の画像で 右側から グラスの底部分へと延びている鉄の棒が見えるでしょ

これが「 ポンテ竿 」ね。







この状態になったら さっき用意した鉄やすりを水に濡らしてから 飲み口部分になる場所へあてがい こすり ます。




ギコギコ・・・・






鉄やすりで切り離しまでこすり続けるのではなくって あくまで傷をつける程度で良いらしい・・・。

その後 目の前にみえている「 吹き竿 」がわの鉄パイプ部分を この鉄やすりで 
コンっ♪ っと叩いてやると ポリっ♪ と両者が分離します。



これで
「 移し替え 」の作業も無事に完了だ。

無事に切り離しがすむと 元吹き竿がついていたがわには 小さな穴が残るのイメージできますか?

これから その穴を広げて本格的な飲み口を製作してゆくんだよ。





再び 炉の登場







今度は先にも一度登場した 「 洋バシ 」が再登場。



 「 洋バシ 」活躍中!




この「 洋バシ 」を小さかった穴部分へあてがい 穴を広げてゆくんだ。








上の画像の彼は器用なんだね・・・。

二人のスタッフのサポートがあるとはいえ 順調に呑み口を広げてゆきます。



飲み口の形を整える作業は 洋バシを穴の中に入れて この穴の上部分にそっとあてがうようにすると穴が広がってゆく・・・。

どんどんと完成イメージへと近づいてゆく瞬間です。


これが面白くないわけがない (^ ^)b 

超エキサイティングっす ふふん♪





自分達が体験作業をすることが出来るのは ここまでです。



この後は 持ち手を作ったり 希望に併せてイニシャルを刻印したりといった作業があるのですが これらは ちょっと難しすぎるのと時間との勝負なので工房スタッフが替わりにやってくれるんだ。


これ下の画像は 僕が製作したときに撮影したものです

赤く熱しられたガラスの棒が持ち手となる
「 取っ手 」部分に加工される瞬間だよ。


 ぺとっとやりましてぇ・・・・。


「 種切りハサミ 」という物でガラスを切り離している瞬間です ↑



この後、 
うりゃ! っとばかりに曲げてつける!


 手早く形成してっと・・・・。



これで全ての作業は終了です。

あとは ガラスの余熱を一日がかりで ゆっくりと冷ましてゆくことになるの。

丸一日かけてゆっくりと冷却しないとガラスが割れてしまうんだって・・・・。

だから その場で持ちかえりは出来ません。

もしも小樽に連泊してゆく日程を組まれている方であれば 小樽入りした日に製作体験しておいて 翌日の午前に引き取るようにしておくといいよ。

また こういった日程が難しい方のために発送もしてくれるから その点は心配しないでね。





さぁ さぁ それで結局のところ 僕が吹きガラス体験でどんな物を作ってきたのか。

皆さんもきっと興味がおありでしょう



読者:
「 ちゃきさんが作った物なんて どうせ 
      グニャグニャした形状の使い物にならん物じゃねぇのか 
           そこんところ 正直  ( ̄ o  ̄ )  どうよ? あん? 」





・・・っと そんな大方の予想に反する
「 素晴らしい才能 」の遍歴を見せる作品をお見せしてあげることとしましょうか。








ほんじゃあ いきますよぉ〜♪









今回 僕が K’s Blowing さんで製作体験し作りあげた作品はぁ・・・・。











これだぁ〜!!







ジャー−−−−−−−ーー−ン♪





 
ミニジョッキ♪



( ^∀^) うひゃひゃ♪ なかなかのモンじゃろ ☆

おいらの才能って奴か?




評価? 

もち 自分で作る作業を体験して産み出した代物だし 
200点さ 

ヽ(o^∇^o)ノ 最高だぜぇ〜♪





僕の作ったミニジョッキには イニシャルを入れてもらいました。

「 ちゃき 」の意味で「 C 」のマークね。



それと 「 ヒビ模様 」も好みで入れてみたよ

この 「 ヒビ模様 」は作業の途中で 一瞬 ガラスを水に 
ちゃぽん♪ することでつけることが出来るんだ。

この作業も目の前で見せてくれるから楽しめます。





あとね 僕のミニジョッキには青い色が入っているのが判るかなぁ・・・・ σ( ̄ o  ̄ ) どうだい? 判る?


これも 作業の途中で 予め自分が選んでおいた色に発色させるための工程がありました。

物が何かまでは不明なままでしたが 途中で青い粉みたいのをまぶしてたよ。

それが溶けてガラスへ混ざってゆくことで 青い模様が綺麗に出来てきました。

僕にとって この
「 青 」という色は絶対の条件だったんだぁ〜。



それは何故か・・・。



元々 このミニジョッキ。

「 ある物専用 」に使用するために製作にチャレンジした次第です。




そんでもって その「 ある物 」とは・・・・。




その正体が明かされる画像も 勿論用意済みっす。







ちゃきさんは これ専用にジョッキを作ってきました。















 小樽ビールっす




小樽の地ビールである「 小樽ビール 」

( 小樽地ビールレストラン「 小樽倉庫ナンバー1 」の公式サイト: http://www.otarusouko-no1.com/ )

( 小樽ビール公式サイト:http://www.otarubeer.com/ )

( 樽樽源のGOOD−LIFEで小樽倉庫ナンバー1を紹介した時のページは こちら )





その定番品として常時販売されているのが
「 ヴァイス 」 「 ドンケル 」 「 ピルスナー 」の3種なのね。


「 ヴァイス 」ビールはラベル

「 ドンケル 」ビールは
ラベル

「 ピルスナー 」ビールは
ラベル



と それぞれラベル色が異なっているんだ。

この中で僕の一番の好みは
「 ヴァイス 」となります。



じゃあ 「 ヴァイス 」ビールのボトルとの コーディネートとして似合うジョッキが欲しいな・・・。

そう思い立って製作してみたんだよ。



どうです? 両者が並んだ画像は? 似合っていますか?



本人は 大変に満足しておりまして、持ち帰った当日には当然のごとく祝杯をあげました。




 いいっすねぇ〜♪




うまうま (*^◇^*) 飲ま飲ま なのら♪



小樽の街で 製作体験した上で用意したミニジョッキで、 小樽の街に息づく地ビールを楽しむ。

これが僕の提案する小樽での 
GOOD−LIFE です。


こいつぅ〜 ( ^▽^)σ)~0~)プニッ♪ 羨ましい生活送りやがってぇ〜☆





今日の小樽地ビールの味は いつにも増して美味しく感じるよ。


そりゃあ ビール飲むペースも進むわな 


( ^∀^) うひゃひゃ♪ どんどん飲んでおこうぜぇ!



無事に製作も完了したしな


祝いだ o(^∇^o) (o^∇^)o 祝いだぁ むっきょ〜♪



じゃんじゃん 飲んでおけぇ〜 おらおらぁぁぁ〜〜!!
















って 調子にのっていたら・・・・・。

















こんなことになってしまいました (^^;)
















 どんだけぇ〜!?


いくらなんでも 飲み過ぎですよ ちゃきさん・・・(^^;)





上の画像に写る本数・・・

本人がどれほど 
K’s Blowing さんでの体験作業が楽しく、お陰様でどれだけ地ビールを美味しく飲むことが出来たかを物語っているのかの証明みたいなもんですな。
 

むはははは (*^◇^*) うぃ〜 ひっくぅ〜♪



っとまぁ 上で紹介してきたとおり 
K’s Blowing さんでの体験は超エキサイティングで想い出にもしっかり残ります。

時間が許すのであれば 絶対立ち寄っておいて損はないはずですよ。


僕が作ってきたジョッキの他にも タンブラーグラス・ロックグラス・一輪挿し・灰皿・小鉢・ピッチャーなどといった物も作ることが出来ます。

作業は全部で10分程度。

あまり旅先での手間も取らせない程度の時間で出来ちゃうから心配しないでね。



まぁ 今回紹介した工房意外にも 小樽の街には沢山のガラス工房があり、それぞれの体験メニューを用意してくれている場所が沢山あります。

おのおのの日程や行動予定に合わせて 自分にあった体験場所を探し出すのも良いでしょう。

そんな選択肢の一つとして考えてもらえるといいかな・・・と今回の紹介記事を書きました。

小樽を観光する際に「 寿司 」と「 運河 」といったキーワードのほかに「 体験工房 」というキーワードも組み入れておいてください。

小樽を倍楽しむ秘訣のひとつになりますよ。




そんじゃあ 僕はまだ小樽ビール飲むから 本日の
GOOD−LIFEはこれにて失礼・・・・。



まだ 飲むんかい ( ̄ω ̄;) 



キミも一緒に飲まないか? 

どうよ ん? ( ^▽^)σ)~0~)  プニッ プニッ♪ 


じゃあ まったねん ばいばいなのらぁ〜。



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